体型が隠れる季節に何を続けるか|見えない時期の基準を先に決める
体が服に隠れる季節は、体づくりが緩みやすい時期です。消えるのはやる気ではなく、体を確かめる機会の方なので、続けることと確かめ方を先に決めておきます。
見直しの目安
毎年、春先に慌てて体を戻している / 秋から冬にかけてジムの回数が減る / 冬の間は鏡で体を見なくなる / 年明けに体重計に乗るのが怖い
セルフチェック
去年の秋から春まで、体を同じ条件で確かめたのは何回あったか
今日の一歩
来月の同じ日に、同じ条件で体を確かめる予定をカレンダーに入れる
秋が深まると、体は少しずつ服の下に隠れていきます。半袖が長袖になり、その上に羽織るものが増え、やがて厚い上着が体の線をすっかり覆ってしまう。
夏の間は、鏡の前でも外でも、体が目に入る機会がありました。薄着の季節には、それだけで小さな緊張感が生まれます。寒くなるとその機会が静かに減っていき、気づいた時には、自分の体を何週間も見ていない。現場で見ていると、体づくりが止まる人の多くは、この時期にやめたのではなく、見なくなっただけです。
寒い季節を越えた先で慌てないために、今のうちに決めておくものは、思っているより少なくて済みます。
まず結論
- 秋冬に緩むのは、意志が弱いからではない。体を確かめるきっかけが、季節ごと消えるから
- 先に決めるのは「何を続けるか」と「いつ、どう確かめるか」の2つ
- 続ける項目は3つまで。増やすほど、春まで持たない
なぜ秋冬に緩みやすいのか
1. 薄着という締切がなくなる
夏に向けた体づくりには、分かりやすい締切がありました。秋冬にはそれがありません。締切のない取り組みは、忙しい週から順番に後回しになっていきます。
2. 体を見る機会が減る
厚着の季節は、着替えの時ですら体をよく見なくなります。寒い脱衣所で長居はしません。変化に気づくのが遅れ、気づいた時には、戻すのに時間のかかる幅になっている。
3. 行事と食事の機会が続く
秋から年明けにかけては、食べる行事が途切れません。米国の成人195人を追った研究では、11月半ばから1月にかけての体重の増加は平均0.4kgほどでした。よく言われるほど大きな数字ではありません。ただし、その増えた分は翌年の秋になっても減っていなかった、とも報告されています。
国も食習慣も違うので、そのまま当てはめることはできません。それでも、冬の小さな増加が持ち越され、毎年少しずつ積み重なっていくという構図は、現場の実感とよく合います。問題は増える量より、戻さないまま次の冬を迎えることの方です。
食事だけで調整しようとすると続きにくいこともあります。食事と運動をあわせて整える進め方はサービス内容にまとめています。
続けるものを3つに絞る
1. 週の回数だけは落とさない
内容は軽くしても構いません。時間が短くなっても構わない。守るのは「週に何回、体を動かす予定があるか」という枠です。枠さえ残っていれば、春に強度を戻すのは難しくありません。枠ごと消えると、再開には最初からの勢いが必要になります。
2. 月に1回、同じ条件で確かめる
朝、同じ場所、同じ服装で。写真でも、ウエストの実測でも、決まった服を着てみるのでも、方法は問いません。大事なのは、見えなくなった体を、月に一度だけ意図して見ることです。服を使った確かめ方は、去年の秋服がきつい時の記事が参考になります。
3. 食事のルールは1つだけ残す
行事の多い時期に、全部を管理するのは現実的ではありません。「朝はたんぱく質をとる」「飲み会の翌日は昼を軽くする」など、自分にとって効き目の大きいものを1つ選びます。1つなら、忘年会の週でも守れます。
読み違えやすいポイント
- 体が隠れる時期=増量期、とは限らない。増やすかどうかは別の判断で、秋冬に増量を始める前にの記事の確認が先
- 完璧に維持しようとしない。冬の目標は「春に慌てない幅に収めること」で足りる
- 春の直前にまとめて戻す計画は、毎年同じ結果になりやすい
- 日が短くなって歩く量が減る分は、別に手を打つ。こちらは日が短くなると歩数が減るの記事で扱った
よくある質問
Q. 冬は体重が増えやすいのですか?
A. 増える人は多いものの、幅は思われているより小さい、というのが先ほどの研究の示すところです。国内で同じ結果になるかは分かっていません。
Q. 確かめる頻度は、月に1回で足りますか?
A. 維持が目的なら足ります。毎日見ると日々の揺れに振り回され、まったく見ないと変化に気づけません。月1回は、その間を取った頻度です。
Q. 気持ちが切れてしまった時は、どうすればいいですか?
A. 内容を減らして、枠だけ残してください。10分でも、予定として体を動かす日が週の中にあれば、習慣は途切れていません。何から立て直すか迷う時は、3か月で無理なく進める順番の記事の最初の1か月分が、そのまま使えます。
まとめ
- 体が隠れる季節に消えるのは、やる気ではなく確かめる機会
- 続けるのは、週の回数、月1回の確認、食事のルール1つ
- 冬の目標は、春に慌てない幅に収めること
まず、来月の同じ日の朝に「体を確かめる」と予定を入れてください。
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参考文献・参考資料
- A prospective study of holiday weight gain: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10727591/
- 身体活動・運動の推進(厚生労働省): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html


